やりたいことと適職は違う?こうして私は適職を見つけた!

      2016/05/18


自分のやりたいことだけが適職とは限りません。やってみたら意外と自分に合っていたということもあるものです。

今回は、筆者の体験談を踏まえて、「思わぬ仕事が適職であった」と言うお話をさせていただきます。

何を基準に仕事を選ぶか

47求人.comが2015年1月27日~2月に行なった調査によると、仕事選びで重要視していることのダントツ1位は「仕事内容」でした。

どんなに給料が高くても、どんなに残業が少なくても、自分の能力で処理できないことや、関心のないことは仕事にできないと言うことです。では、自分が求める適職は、どのように見つければよいのでしょうか。

順位 理     由 パーセント
1位

2位

3位

4位

5位

6位

仕事内容

給与

残業時間の長短

その他

福利厚生

雇用形態

53%

12%

11%

11%

10%

3%

出典:http://47kyujin.com/column/job-important-condition-3

“夢”よりも“食べていく”ことが重要

筆者は大学を卒業後、大手アパレル会社に務めましたが、「どうしてもマスコミに入りたい」と言う希望を捨てきれず、在籍わずか3か月で退職し、第二新卒として就職活動をやり直すものの、すべて玉砕目標を失ってからは、糸が切れた凧のように、さまざまな仕事をして食いつないでいました。

当時はバブルの頃が嘘のような不景気だったため、各企業は採用を抑えていましたし、早々に退職したため、何のキャリアもないことが転職をより困難にしていました。

もう“夢”を追っている場合ではありません。生きるためには“食べていく”ことが重要です。そのころは、仕事探しが大仕事になっていました。

<アドバイスポイント>
夢に破れた、やりたい仕事がないと、嘆いている暇があったら、食べていくための仕事を見つけましょう。

思ってもいない仕事に挑戦

そんなときに老人ホームの相談員募集の求人が目に留まりました。大学に福祉学科がありましたが、筆者は別の学科のため、まったく関心がありませんでした。

介護なら想像が付きますが、相談員とはいったいどんな仕事をするのか見当がつかず、福祉業界で働いている友達に電話で確認すると、「利用者や家族の相談を聞く仕事」だと教えられました。

「福祉なら景気に左右されにくいからいいか」そんな軽い感じで受けに行ったものの、採用試験を受けに来ているのは経験者ばかり。ダメでもいいので、「この施設の雰囲気を明るく活力のあるものにしたい。そのために自分はこんな仕事をする」などと好きなことを言ったところ、なんと採用されてしまったのです。

<アドバイスポイント>
リラックスして受けたからこそ、自分の考えを素直に出せたのだと思います。きちんと問題点と解決方法を提示することが、採用をつかむポイントです。

やってみて初めてわかる自分に向いている仕事

老人ホームに務めたものの、周りには「お前に勤まるわけがない」などと、口を揃えて言われましたが、すでに20代後半になっていたので、地に足を付けて仕事をしたいと言う意地がありました。

相談員の仕事は友人から聞いた通り、利用者や家族の相談を聞くのがメインです。様々な方が、それぞれの課題を抱えているのですが、それらに真剣に取り組んで、何か一つでも解決できることが、自分の喜びに感じました。昔から人の面倒見がよく、相談を受けることが多い性格に合致していたのです。

レクリェーションも担当することが多く、絵をかいたり物を作ることもありますし、誕生会やクリスマスでショーを見せることもあります。

子供のころから図画工作は得意でしたし、高校の学園祭ではショーのプロデュースを手掛けていたので、お手の物。話を聞いて問題を解決したり、図画工作の能力など、これまでのどの仕事でも役に立ちませんでしたが、ここではしっかり活用することができたのです。

<アドバイスポイント>
職種から適性を見つけるのではなく、絵を描く、物を作る、文章を書く、足が速い、料理が得意など、リクナビNEXT、リクルートエージェント、DODA、BIZREACHなどの転職サイトを使って、自分の得意なことから適性の合う仕事を導き出すのも一つの方法です。

成功例を多くすれば自信がつく

こうして得意なことを発揮することで、次々と仕事のアイデアを自分から提案することができました。成功すれば自信にもつながり、内部的な評価も高まります。

資格があるとないでは周囲の見方や手当が異なります。通信教育で社会福祉士の受験資格を得て、合格率26パーセントの難関も一発でクリア。さらに介護支援専門員の資格も取得。この業界で食べていくための準備を整えました。

<アドバイスポイント>
仕事をうまくこなすためには自信が必要です。できるだけ成功例を多くして失わないようにしましょう。また、自信は過信にもなりやすいもの。何事も謙虚な気持ちで取りくまなければなりません。

一つのことを続ける姿勢が身を助ける

資格を取得したおかげで、これまで苦労していた転職も有利になりました。

福祉施設や病院は全国のどこにでもあるので、都会でも僻地でも好きな土地で働くことができますし、福祉施設だけでなく、専門職として自治体で働いたり、福祉系の専門学校の教員になることもできました。

現在もライターとして依頼を受ける記事は、介護や福祉がメインになっています。この業界に入るきっかけは軽い気持ちでしたが、福祉に真摯に取り組み、キャリアを重ねることで今の生活があるのだと実感しています。

<アドバイスポイント>
専門分野を持つと転職に有利になります。その道のプロフェッショナルになるべく仕事を見出してください。

自分が志望した企業が、本当に自分に合っているとは限りません。

逆にやってみたら、天職だったと言うこともあるので、「やりたいことができず、この仕事を仕方なくやっているんだ」と思うのではなく、やりたくないことも真剣に取り組んでみると結構楽しくなりますよ。

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