大学生必見! 後悔しない就職の極意

      2016/05/18


ここ数年、リクナビNEXT、リクルートエージェント、DODA、BIZREACHなどの就職ナビに登録することで大量の就職情報を入手することができるようになりました。しかし氾濫する情報に本来の自分を見失い、気が付けば希望と異なる企業に就職していたと言うこともあります!

そんな私の失敗談と、教員と企業の採用担当者の経験も交えて、後悔しない就職の極意をお伝えします。

「仕事がたくさんある」と「やりたい仕事がたくさんある」は別!

就職活動告知解禁日である3月1日、私はとある大学で企業説明会を実施していました。学生と話をしていると、就職活動の開始だと言うのに、多くが希望職種を絞り込めていないことに驚きました。

その理由を尋ねると、たくさんの企業から誘いを受けるので、目移りしてしまうそうです。特に就職ナビなどから発信される情報が多く、なにをしたいのかを見失っていると言います。彼らの言葉に、思わず自分の就活がダブました。

<アドバイスポイント>
「この仕事に就きたい」と言う柱は絶対にぶれてはいけない。

こんな失敗は私だけで十分だ!

私の就活はバブルの頃でした。

今のようにITによる就活情報はありませんでしたが、毎日のように企業からのダイレクトメールや企業説明会、中には「当社を受けてみませんか」と言う誘いが頻繁にありました。企業側からどんどん情報が送られるため、「受ければ内定」と言う錯覚をおこしてしまったのです。

私はマスコミを志望していたのですが、バブルの時代でも簡単に入れる職種ではなく、高い倍率を超えるためには相当の努力が必要でした。しかし私は一社から不採用になっただけで「努力をしなくても働く場所はたくさんある」と慢心し、あっさりあきらめてしまったのです。

そのあとはお呼びのあった企業をいくつか受けて、一番待遇がよかった企業に就職しましたが、ミスマッチと夢を簡単に諦めてしまった後悔で、長く仕事を続けることができず。いきなり社会人のスタートの出鼻をくじいたのです。

<アドバイスポイント>
企業は「人材」がほしいのであって、必ずしも能力を評価しているわけではない。

就活は恋愛と同じ!

何度かの転職後、教員や企業の採用担当を行いましたが、その時の失敗はかなり仕事に生かされました。教員時代には十分に企業研究もせずにエントリーしようとする学生に対して、
「名前しか知らない人に、好きだと告るつもりか!」と注意していました。

「わたしのどこが好きなの?」と聞かれて答えられなければ恋は成就できないのと同様に、企業の情報を把握していなければ内定は取り付けられません。エントリーの際には、最低限の情報は把握しておきましょう。

<アドバイスポイント>
・企業概要(社名、代表者名、所在地、設立年月日、社員数、資本金、売上、取引先 等)、企業理念、事業内容、取引実績、IR(投資家)情報は理解する。
・業界全体の状況を把握する(例えば旅行会社であれば、外国人観光客の増加により、宿泊施設、バスが不足しているなど)
・ライバル他社との比較を行い、エントリーする企業の優位性を理解する。

履歴書は採用面接の台本だ!

履歴書やエントリーシートは、あなたのことを伝える唯一の資料です。採用面接では、これらをもとに質問されることが多いため「採用面接の台本」とも言えます。趣味や特技などは、採用面接で聞いてほしいことを積極的に書きましょう。

また、企業は入社後に活躍できる要素があるのかを見ていますので、「居酒屋でアルバイトをした」だけではなく、「居酒屋でアルバイトをし、接客技術を学んだ」など、端的にエピソードを添えると期待度が高まります。

<アドバイスポイント>
・履歴書やエントリーシートは、その内容を聞かれる前提で書く。
・バイトや部活から得たものは、ポジティブに回答して好感度アップ!

採用面接で企業をほめるだけなら意味がない!

採用面接で志望動機を聞くと多くの人が、「風通しがよい職場環境に魅力を感じる」や、「代表者メッセージに共感した」と答えます。私も学生時代はそのように答えていました。

内定が欲しかった企業の最終選考で不合格をもらったとき、「なぜ?」と思いましたが、採用を担当するようになり、自分の不採用の理由に気づきました。

企業は「採用後、どのような働きをしてくれるのか」を期待しています。したがってアピールするポイントは理念に共感したことなどではなく、「自分を雇うことで、どのようなメリットがあるのかだったのです。

学校の学生指導や面接マニュアルでも、いまだに「御社のここが素晴らしい」的な返答を推奨しているところもあるようですが、それよりも「自分に何ができるのか」「何をしたいのか」をきっちり伝えるべきです。

企業はあなたのことを知るために質問し、あなたはそれに答える。「採用面接は会話の場である」と言うことを意識してください。

<アドバイスポイント>
・社風や理念など共感で終わらず、「それに対して自分がどう貢献できるか」まで言い切る。
・根拠に基づいて、入社後にやりたいことや、やれることをアピールする。

優秀だからと言って必ずしも採用されるわけではない!

出身大学を採用の基準とする企業がある一方で、優秀すぎて不採用にする企業もあります。様々な人が同じ目的をもって働く企業では、コミュニケーションが重視されるため、配属する部署のバランスを崩すと言う理由から、優秀な方の採用を見送ることがありました。

就職先は適材適所に選ぶことが必要です。

<アドバイスポイント>
・不採用になったからと言ってダメを出されたわけではない。
・採用担当に多くの人がかかわること、個性的な人は弾かれやすい。個性派は社長の一言で採用が決まるような企業の方が向いていることもある。

氾濫する就職の情報の中で、自分を見失ってしまったら一旦情報をリセットして原点に返りましょう。大切なのは、「膨大な情報を整理する」、「もう一度自分は何をやりたいのか振り返る」、「そのためには何をすべきかを手段を考える」の3つです。ぜひ、あとで後悔しないためにアクションを起こしてください。

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