社会人になってからでも遅くない!専門学校で学びなおす

      2016/06/09

社会人になってからでも遅くない専門学校で学びなおす
大学は卒業したものの、これと言った経験も資格もなく、なかなか就職に結びつかない。または何か技術を身に着けたい。そんな方におすすめなのが「専門学校」です。

業種によっては100パーセント近い就職率を誇り、資格も取得できるので転職にも有利!大学を卒業してから入学する人や、社会人経験者もたくさん学んでいます。今回は、元専門学校教員である筆者が、専門学校のウラもオモテもお教えします。

専門学校はバラエティに富んでいる

学校の種類と、おもな職種を一覧にしてみました。専門学校は、希望の職種に就職させることが使命なので、しっかりとサポートします。関心のある業種があれば、専門学校進学を視野に入れてみてください。

学校の種類 おもな職種
コンピュータ/Web/ゲーム

機械/電気/電子

自動車/航空技術

建築/土木/インテリア

環境/バイオ/ 動物/花園芸/農林業

看護/医療リハビリ

福祉/保育/教育

美容/理容

美容/理容/メイク

調理/製菓/栄養

旅行/観光/ホテル

公務員/法律

ファッション

語学/国際

音楽/イベント

マスコミ/芸能

マンガ/美術/工芸

健康/スポーツ

プログラマー、システムエンジニアなど

機械系技術者、電子、電気系技術者など

自動車整備士、航空機整備士など

建築技術者、インテリアプランナーなど

農林系技術者、ペットショップ、造園など

看護師、理学療法士、作業療法士など

保育士、介護福祉士、社会福祉士など

美容師、理容師など

エステシャン、メイクアップアーティストなど

調理師、パテシエ、フードコーディネーターなど

旅行会社、観光協会、ホテルマンなど

国家公務員、地方公務員など

デザイナー、ショップ店員など

通訳、現地ガイドなど

カメラマン、音響、司会業、イベント会社など

俳優、声優など

マンガ家、小説家、芸術家、画家など

スポーツインストラクター、トレナーなど

※上記は一例であり、学校の種類や職種は多数あります

<アドバイスポイント>
専門学校は、大卒者、社会人経験者も多数在籍。やりたい仕事があるのなら、自分の希望する職種に適した専門学校に入学するのが夢への近道です。

専門学校はこんなところ?

既卒者が専門学校への入学を考えた場合、「若い人ばかりで孤立しないだろうか?」「勉強が大変そう」など、様々な不安があると思います。その不安や疑問に、元教員の立場からお答えいたします。私の勤務していた専門学校を例として説明しますので、学校によって違いがあります。あらかじめご了承ください。

授業スタイル

大学は研究機関ですので、多くの授業は、教員の知識を享受する(受け取って自分のものにする)と言うスタイルをとっています。大人数収容できる教室で、話を聞きながら板書を書き取るお馴染みの光景です。専門学校には高校のようにクラスが存在し、最大でも50人程度が同じ教室で授業を受けます。

一方的に説明する授業は少なく、学生の考える力を伸ばすため、時にはグループワークを行ったり、映像を用いるなどの能動的な授業が多く取り入れられています。筆者は、世界仰天ニュースや、アニメをよく取り入れていました。

カリキュラム

国家試験にかかわる学科は、実習や試験対策がありカリキュラムがタイトです。筆者が勤務していた学科は、社会福祉士・精神保健福祉士・介護福祉士の3資格を4年間で取得するため、2年生までは毎日朝から夕方まで授業がありました。資格や実習を必要としないマンガ・アニメ系は、ゆったりとしたカリキュラムのようです。

クラス担任制

各クラスに担任がいて、出席の管理、健康管理、就職相談、たまには恋愛相談を受けます(筆者が特別なのか?)

また、大学では欠席したからと言って連絡が来ることはありませんが、専門学校は担任から連絡が来ます。欠席が続くようだと、個人面談が行われ、欠席に至る理由と改善方法が話し合われます。よく言えば、「よき理解者」悪く言えば「おせっかい」ですね。就職についても、志望動機や履歴書の書き方、面接での対応まで担任が行っていました。

余談ですが、プロフィール写真のネクタイは、生徒からプレゼントされた宝物です。

試験と単位

前期と後期の2回定期試験があります。単位制を取っていますが、大学のように落とした科目を翌年に受講することができないため、1科目でも不履行になると留年になります。不履行の理由は、欠席超過と再試験においても基準の得点が得られない場合が半々くらいです。年齢の高い方は意識が高く、出席・成績ともにみなさん優秀な方ばかりでした。

学内行事

球技大会、学園祭、大運動会が3大行事です。若い人に混じって汗を流す人もいれば、応援や弁当作りに回る人もいます。部活もあり、公式試合への参加もできます。筆者は野球が苦手なのに、男だと言う理由で野球部の監督をしていました。10~20代に混じって40代の人が対戦する姿は、なんとも言えずユーモラスです。

既卒者の数

大卒者や社会人経験者の数は、学校によって異なりますが、少なくて1~2名、国が育成を支援する「教育訓練給付制度」の適応となる介護福祉士や保育士の育成学科では、2~3割が30代以上と言うことも珍しくありません。

年が離れていると、兄貴、姉御、お父さん、お母さんのような関係ができるため、孤立したり雰囲気が悪くなると言うことはありませんでした。逆に、30歳を過ぎているのに、青春しすぎて20歳そこそこと遜色がない困った人もいましたね。
文部科学省「専門学校入学者の学歴」

<アドバイスポイント>
専門学校は、同じ目標を持つ者が集まっています。年齢や年の差に躊躇せず、学びながら学生生活も楽しみましょう。

よい専門学校の選び方

オープンキャンパスに参加する

専門学校では、毎月数回、オープンキャンパスを実施しています。実際に学校を訪れたり、教員や学生の話を聞くことで、学校説明会ではわからなかった雰囲気を感じるはずです。年齢制限はありませんので、どなたでも参加できます。

昔、30代くらいの綺麗な方(結局入学しませんでしたが)がオープンキャンパスに参加されたときに、筆者が学科について説明していると、「先生、綺麗な人と嬉しそうに話してる」とからかわれたことがありました。そういう突っ込みをされると、やりずらくなるので、困ったものです。

就職率のマジック

専門学校の謳い文句として、就職率に高い数字を掲げていますが、実はウラがあるのです。

就職率については、「希望の職に就けたか」ではなく、「どこかに就職できたか」と言うことが重視されます。希望の職が見つからず、そのままコンビニのバイトを続ける場合も就職できた数に含みます。また就職できない、するつもりがない者については、「斡旋不要」として、カウントしません。

学校選びの際には、「この就職率100パーセントのうち、希望の職種に就職できたのは何人ですか」と聞いてみましょう。しどろもどろになるようであれば、「水増し」されている可能性があります。内訳を正直に話してくれる学校を選びましょう。

<アドバイスポイント>
よい学校選びは良い就職への第一歩。建物やアクセスの良さだけでなく、就職の内訳、資格試験の合格率・サポート体制、中退率など、パンフレットには載っていない点を注意深く確認しましょう。

リクナビやマイナビでは、進学サイトもあります。希望の学科をすぐに検索することができるのでとても便利です。また、各専門学校のホームページには、OBやOGのインタビューが出ていますが、若干誇張があるのは否めません。オープンキャンパスに現役学生をスタッフとして配置しているところもありますので、話しかけてリアルな情報を聞いてみてください。

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