出世レースは始まった! 新入社員研修必勝法!

      2016/06/07


就活の情報は、リクナビNEXT、リクルートエージェント、DODA、BIZREACHなど、多くから得ることができますが、新入社員研修の情報となると意外と少ないものです。ここでは学生から社会人になるために避けては通れない新入社員研修についてお話します。

新入社員研修の目的

規模の違いは異なりますが、多くの会社では新入社員に対する研修が行われます。研修には、入社前に学生気分を払拭させて社会人としての意識を持たせる、企業の理念を叩き込む、商品知識を学ばせる、ビジネスマナーを身に着けるなど、様々な目的があります。

気楽な学生生活にどっぷり浸かっていると、新入社員研修が始まってからのギャップが大きく、リズムがつかめずに苦労するので早めに準備をしましょう。

<アドバイスポイント>
新入社員研修が始まる1か月前には、生活リズムを整えておくこと。

新入社員研修の期間

研修期間は平均1か月から3か月くらいですが、フォローアップを兼ねて数回に分けて行う企業もあれば、すぐにOJT(職場で実務をさせること)を行う企業もあります。

新入社員研修期間は、企業が人材育成にどう取り組んでいるか、新入社員の戦力をどのように見ているかが反映されます。研修開始は入社式終了後が一般的ですが、それを待たずに3月の中旬から開始する企業もあります。

<アドバイスポイント>
いつから新入社員研修が始まるのかを確認しアルバイトや卒業旅行は2月末には終了させる。

新入社員研修の内容

企業によって異なりますが、「これだけは伝えたい」と言う共通項目がありますので、整理してみました。

企業理念の理解を深める

企業理念とは、簡単に言えば会社の目標です。

現実とかけ離れた理念を掲げていたとしても「いずれはそこに到達したい」と言う願いが込められています。研修では、理念を共有することで組織の一員になったことへの自覚も芽生えます。

<アドバイスポイント>
企業理念は自分の目標でもある。それを達成するために自分は何をすべきかを考えよ。

業務についての基礎知識やスキルを身に付ける

商品についての知識、流通の知識、仕事の流れ、接客方法などを座学で学ぶだけでなく、人通りの多い場所で「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」「かしこまりました」「失礼します」「申し訳ございませんでした」などを大声で復唱する「体験型」もあります。

<アドバイスポイント>
その道のプロになるための知識や経験は、新入社員研修のうちに習得する。

社会人としての意識を持たせる

学生の頃のように、好きな時に好きなことをして、気の合う仲間とだけ話しているようでは仕事になりません。仕事は組織で動き、達成していくものです。

意識を高めるために、ワークショップなどが行われることが多いです。ここでは、協調性創造力、表現力、リーダー性などが試されていますので、傍観者にならないよう注意してください。

<アドバイスポイント>意見の対立や衝突ではなく、相手と協力しながらベストなアイデアを導き出すことが求められている。

社会人としての自覚・常識、ビジネスマナーを植え付ける

名刺の受け渡し方、電話の応対方法、会釈の角度、エレベーターの立ち位置など、ビジネスには細かなマナーがたくさんあります。

会社と言う看板を背負っている以上、あなたの失敗が会社全体に波及することもあります。細かく教えてもらえるチャンスは少ないので、必ず習得してください。

<アドバイスポイント>
ビジネスマナーを身に着けていないと年を取るほど、非常識な目で見られるので、若いうちに習得しておく。

実録・体育会の研修体験

数年前にある飲食店チェーンのハードな研修が話題になりましたが、自衛隊に体験入隊させる、山登りやマラソンをするなど、体育会研修は結構多いのです。

私の受けた研修も体育会系でした。その時の様子を少し紹介します。

ザ・大声コンテスト

全国の内定者が集まり、男女別で泊まり込みの研修を行いました。まず近県の民間研修施設に男ばかり40名が集められ、自己紹介の後、4、5人のグループを作り、グループワークを行います。

グループには入社1年目の先輩社員がオブザーバーとして付くのですが、安易に結果を出そうとすると、「おまえらの考えは、その程度のものなのかぁ?!」などと恫喝され、OKが出るまで夜中まで続けなくてはなりません。

また、ビジネスでよく使われる「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」等の言葉を何度も大声で復唱させられ、喉がつぶれても「声が小さい」「もっと腹から声を出せ」など罵倒されました。

修行僧のような日々

その一週間後、今度は禅寺での修行に移ります。深夜まで続く大声研修の後は、早朝からの禅寺修行です。

寺を掃除したり座禅を組んだり、まるで一休さんのような日々が続きます。唯一の楽しみの食事は精進料理。しかも床に正座しなくてはならないので、急いで食べないと足が持ちません。

最後は山道のマラソンで締めくくり、第一部が終了。第二部は営業所での研修となりました。

この研修は、「学生の甘さを払拭して社会人としての意識を植え付ける」「何かをやり遂げる達成感を与える」の2 つが大きな目標だと思いますが、できれば商品知識の説明やビジネスマナーなどをやってほしかったです。

<アドバイスポイント>
内定者が「意味がない」と思った研修でも、企業には狙いがある。学生気分を払拭して仕事だと思って一生懸命取り組む。

企業が求める人材とは?

下記の表は、リクルートマネージメントソリュージョンズの調査による新入社員を対象とした「社会人として働いていくうえで何を大切にしたいと思っているか」のアンケート結果です。

2010~2014年の変化を見ると、「何があってもあきらめずにやりきること」が著しく低下しています。そつなくこなすことは現状維持に過ぎません。

企業は、創意工夫により、高いレベルを目指すことができる人材を必要としているのです。
リクルートマネージメントソリュージョンズ

選択肢 2014年 2013年 2010年
ルール・マナーを身に着ける

仕事に必要なスキルを身に着ける

周囲(職場・顧客)との良好な関係を築く

任せられて仕事を確実に進める

元気に生き生きと働き続ける

失敗を恐れずにどんどん挑戦する

仕事で高い成果を出す

何事も率先して真剣に取り組む

何があってもあきらめずにやりきる

新しい発想で職場に刺激を与える

会社の文化・風土を尊重する

その他

44.6%

39.1%

39.1%

34.7%

30.2%

29.1%

18.5%

18.5%

13.3

13.4%

2.0%

0.5%

46.3%

39.1%

39.4%

33.1%

31.6%

28.9%

16.0%

22.2%

20.4

12.9%

2.3%

0.7%

50.0%

38.0%

39.0%

33.0%

33.0%

25.0%

14.0%

18.0%

24.0

13.0%

2.0%

0.0%

<アドバイスポイント>
現状維持は後退と同じ。高い目標を定め、そのためには何をすべきかを考え、実践する。

新入社員研修から仕事は始まっています。研修での態度は人事評価になりますし、配属先にも報告されます。評価を高めるためにもアドバイスを参考に、真剣に取り組んでください。

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