簡単?難しい?好きなことを仕事にする方法

      2016/06/14


天職、適職などと言いますが、本当に自分に合っている仕事をしている人はどのくらいいるのでしょう。

多くの人が、「こんな会社辞めてやる」「生活のために辞められない」様々な葛藤を抱えて満員電車に揺られていると思います。今回は、「どうすれば適職を見つけることができるのか」と言う、仕事とのマッチングについてのお話です。

他の仕事を希望している人が多いと言う事実

下記の表は、DODAが実施した「みんなが転職する理由は?転職理由ランキング 2015年4月~9月」の業種・職種・年代別・男女別の総合ランキングです。「ほかにやりたい仕事がある」が不動の1位に輝いています。嫌々働いている人が多いのですね。

転職理由ランキング(総合)【1位~10位】

順位 前回 転職理由 割合
1位

2位

3位

4位

5位

6位

7位

8位

9位

10位

1位

2位

3位

4位

5位

6位

7位

8位

10位

9位

ほかにやりたい仕事がある

会社の将来性が不安

給与に不満がある

残業が多い/休日が少ない

専門知識・技術力を習得したい

幅広い経験・知識を積みたい

U・Iターンしたい

市場価値を上げたい

業界の先行きが不安

雇用形態を変えたい

12.2%

9.2%

7.7%

6.3%

4.8%

3.7%

3.2%

2.7%

2.7%

2.7%

https://doda.jp/guide/reason/

なぜ転職を決意するのか

上記の結果に「最初からやりたい仕事に就けばいいじゃないか」と思われる人もいるでしょう。実は入社後にミスマッチに気づくことは多いのです。

例えば、薬剤師の資格を持った少し内気なAと、文系の大学出身者のコミュニケーションが得意なBが、同じ製薬会社のMR(医薬情報担当者)になりました。

Aは、「医薬的知識の豊富な俺がBに負けるわけがない」と思い、懸命に薬の説明をしますが、医師との関係性を構築して売り上げを伸ばすことができず、Bは持ち前のコミュニケーション能力で、メキメキと売り上げを伸ばしています。

両者の違いはどこにあるのでしょうか。

MRと言っても、いつも薬の話ばかりしているわけではありません。医師にとって有意義な情報や趣味の話、時には接待をしてご機嫌をとるなど、仕事のほとんどがコミュニケーションによって成り立ちます。

もしAの配属がMRではなく研究職や学術であれば適性を発揮できたかも知れません。しかし「希望した会社」や「やりたい業種」に入ったものの、適性がマッチしていない場合、このように不満の温床になることがあるのです。

適職はネットでわかる

リクナビNEXT、リクルートエージェント、DODA、BIZREACHなどの転職サイトの適職チェックを行ったことはありますか? 筆者はこの記事を書くにあたり、2つのサイトでチェックをしたのですが、その正確さに驚きました。

一つは医療・福祉・教育などの人とかかわる仕事が適職とされ、もう一つはデザインなどのアート系が適職とされました。

実は、最も長く務めたのは、福祉・教育であり、得意とするのはアート系だったからです。美大に行って美術の教師になることも考えていたので、かなり整合性が高いと言えます。潜在的な適合性を知るために、一度試してみてはいかがでしょうか。

やりたい仕事に就くためには?

最初から希望の会社でやりたい仕事ができればよいですが、すんなりと行かないのが現実。そんなときは、このような方法を試してみてはいかがでしょうか。

1.地域を選ばない

「できれば家の近所で」など、バイトを探すような感覚では、働ける先が限定されます。働くエリアを日本中に広げれば、好条件での採用が見つかることがあります。筆者はエリアを拡大して離島で地方公務員に採用されました。

2.職種にこだわる

大切なのは、「どこの会社に入るか」ではなく、「どんな仕事をするか」です。大手は賃金や福利厚生の面で優遇されていますが、採用基準が厳しく部署も多いため、移動によって希望していないセクションに配属されることもあります。会社ではなく「これがやりたい」と言う職種にこだわって仕事を探しましょう。

3.雇用形態を選ばない

アルバイトや派遣なら、大手企業で働くチャンスがあります。社員との賃金格差は言うまでもありませんが、憧れの会社で働いていることは確かです。また、そこから採用の情報を得たり、コネクションを得ることができるかも知れません。大きな志を持って「潜伏」しましょう。

転職による生涯賃金の影響

「さぁ、仕事なんて辞めて、夢に向かって転職だ!」と言いたいところですが、中には「今の仕事が嫌だから、ほかの業種に移りたい」と考えている人もいるでしょうから、転職に伴うリスクもお伝えします。「年収ラボ」と言うサイトに、わかりやすい表が出ていたので、リンクを張らせていただきます。

参考:http://nensyu-labo.com/heikin_syougai.htm

転職するよりもしない方が将来賃金は高いです。その傾向は高学歴ほど高いそうです。高学歴者ほど一流企業に就職する確率が高いのですから当然でしょう。

転職した方が収入増の場合もありますが、ある程度のキャリアを積んだにも関わらず、異業種に行くことはゼロからのスタートになるため賃金が低く抑えられる傾向にあります。

異業種への転職は、収入ダウンを伴うリスクもあることを念頭に置き、それでも異業種へ転職するのなら、若いうちにするべきです。

「好きこそものの上手なれ」の言葉通り、好きなことを仕事にするのは楽しいものですが、やりたい仕事だからと言って毎日が楽しいばかりではありません。

筆者が仕事に行き詰まった時に、幼い娘にポロっと愚痴をこぼしたときに、「あんなにやりたがっていたのに、もう辞めたくなったのか」と言われ、ハッとしました楽しむことと楽をすることは別です楽しむための苦労を怠らないでください。

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