辞令は突然に! 単身赴任生活大百科

      2016/08/08

辞令は突然に単身赴任生活大百科
突然ですが、いきなり転勤の辞令をもらったら、どうしますか?

なんだかんだ言っても会社の命令には絶対服従。断れる人は多くはないでしょう。独身ならまだしも、家族がいる場合は、単身赴任になることも。ここでは、単身赴任生活の留意点をお伝えします。

辞令は突然に

親の介護が必要、子供が受験を控えている、配偶者も仕事をしているなど、人は様々な事情を抱えて生活しています。そんな事情を知ってか知らずか、交付される転勤命令。辞めるに辞められないという経済的事情から、家を建てたばかりは狙われやすいと言う都市伝説もあります。マイナビの調査によると、家を建てた54%の人が単身赴任を強いられているようです。

一戸建てを建てた直後に転勤辞令が出たらどうする? -「単身赴任」は54%

家
出典:http://news.mynavi.jp/news/2015/09/20/074/

就業規則がカギ

そもそも、転勤命令を断れるか調べてみました。転勤については法的な縛りがないため、就業規則の定めが基準となります。「転勤は義務」的なことが書かれていればアウト。会社を辞めるかそれに従うかの選択に迫られます。就業規則に記載がなければセーフ。交渉要件になります。

ただしセーフであっても「就業規則に記載されていませんので転勤しません」と言えるのは、心臓に毛が生えたタフガイくらいなもの。従わざるを得ないのが実情です。

長期出張と転勤の違い

「所属部署や上司が変わらず、現状の役職のまま、長期に渡り遠隔の他部署で働くことを「長期出張」、所属が完全に他部署になることを「転勤」と言います。出張手当などの支給は会社の規定によって異なり、必ずしも支払われるものではないようです

<アドバイスポイント>
就業規則に定められている場合でも、介護が必要な場合や育児が必要な場合は、育児・介護休業法によって、「会社は雇用者に配慮しなくてはならない」と謳われています。まずは会社側と相談してみましょう。

単身赴任は気分次第

家族がいる場合だと、子供の学校の都合などで、全員一緒に引っ越しと言うわけにはいかず、単身赴任を余儀なくされる場合があります。「家族と離れたくない」と思うか、「ひと時の一人暮らしを謳歌」と思うかによって、テンションが違います。いずれにしても新天地で独り暮らしを始めることになります。
家族
出典:SUUMOジャーナル
http://suumo.jp/journal/2015/10/09/98859/

筆者の単身赴任ストーリー

筆者の単身赴任は、ほとんど拉致でした。「3か月くらいの出張」と聞いていたのに、現地に付くと、「しばらく赴任してほしい」と言われ、突然すぎて考える暇さえ与えられず、受け入れるしかありませんでした。場所は福島県のある市です。市と言っても平成になって周辺の町が合併してできたため、郡部の雰囲気を色濃く残しています。まぁ、早い話が田舎です。

単身生活は出費がかさむ

住居は、レオパレスが与えられましたので、必要最低限の家電などは揃っていましたが、布団をはじめ服、その他もろもろは自宅から送らなくてはならず自腹。さらに、ガムテープや瞬間接着剤、ノリやハサミと言った「家にはあるのに新生活先にない物」が多く、出費がかさみました

月々45,000円の赴任手当をもらっていましたが、負担は少なくありません。しかも通勤用に与えられたのは、切り替え機能がないママチャリ。坂道に出くわすとアウトなので、どこに行くこともできません。仕方なくバイクを陸送し、さらに出費がかさみました。

一人暮らしは健康管理が大切

家族も友達も不倫相手もいない単身生活で一番大切なのが健康管理です。体調を崩しても看病してくれる人はいませんし、何より家族にも心配をかけますからね。もともと料理は得意だったので、毎日スーパーに寄って「見切り品」などを安く仕入れ、バランスのいい食事を作り、朝食も欠かさない。睡眠もしっかりとる健康的な生活を心がけました。

主婦はやっぱり大変だ

特に大変だったのは、「洗濯」と「ゴミ捨て」です。狭い部屋には干す場所がないので、洗濯の後は万国旗のように洗濯物が部屋を横断し、身動きが取れません。いちいちYシャツにアイロンをかけるのも面倒な作業です。

ゴミの分別は仕方ないですが、捨てられる日が限られているため、玄関がゴミで埋まっていきます。キッチン周りの生ゴミの処理や、トイレ掃除などなど、家に帰ってからやることが多く、主婦の仕事は大変だと実感しました。

レオパレスなら、一人暮らしでも寂しくない?

隣に人がいるような話声。深夜にはいびきなど、一人暮らしなのに誰かと一緒に住んでいるような臨場感。壁が薄いので、物音には気を使います。近所づきあいもなく、誰が住んでいるのかもわからなかったですね。一度NHKが集金に来ましたが、「受信機を設置している者に支払い義務があるのなら、テレビを設置しているのはレオパレスだし、契約者は会社ですよ」と言ったら、「わかりました」と言って帰って行きました。

<アドバイスポイント>
単身赴任生活は、外食ばかりでは栄養が偏りますし、お金も計算して使わなくてはなりません。掃除、洗濯、裁縫などもこなさなくてはならず、男であっても”女子力”が必要です。

家族の問題があり、7か月で単身赴任生活を終了しましたが、バイクを持ってきたおかげで、休日はあちこち遊びに行ったりして、ちょっとした旅行気分でした。単身赴任生活は大変なことも多いですが、与えられた状況を受け入れてみましょう。頭を切り替えることで、意外と楽しいものですよ。

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